煙突は薪ストーブを効率よく燃焼させるためには非常に重要です。
なかでも「二重断熱煙突」はシングル煙突」に比べ少々高価なものになりますが、
今後の容易なメンテナンスや「煙道火災」のリスクを考えると、
屋外は勿論のこと、屋内も極力「二重断熱煙突」を使用することをお勧めします。
「二重断熱煙突」仕様 ・素材:ステンレス製
・内部:SUS316/0.5?
・外部:SUS304/0.5?
・断熱材:25mmシリカ粉末
・継ぎ部分:SUS304/0.5
「シングル煙突」仕様 ・素材:ステンレス製
・SUS316/0.5mm

当社では英国製「パワーマチック社」の煙突部材を標準仕様としております。
当煙突部材はどの薪ストーブ本体にも対応しています。

●ドラフト 上昇気流のこと
●二重断熱煙突 煙突構造が二重となっており間に断熱材をはさみこんだもの
●シングル煙突 煙突構造が一重のもの
●SUS304 ステンレス鋼・耐熱鋼の代表として家庭用品や工業用品に幅広く使用
●SUS316 海水をはじめ各種媒質にSUS304ステンレス鋼より優れた耐食性があり耐孔食材料として使用
●煙道火災 煤・タール等が煙突内に付着し引火する事
●チムニー 煙突の事。屋根上の煙突を通す箱部分


・煙突はまっすぐ立ち上げる
・長さは最低5m以上。但し長ければ良いということではありません
・屋外部分・貫通部分周辺の煙突の種類は必ず「二重断熱煙突」を使用する

理由1 スムーズな「ドラフト」をつくることにより「煙道火災」を防ぐため
理由2 メンテナンスが簡単であること

・やむを得ず曲りや壁出し等による横引き施工にする場合は、曲り数(90°曲りは2個まで)横引き距離(900mm以下)を極力少なくする。

・屋外への煙突突き出しの高さは、防火上有効な距離を設けなければなりません。煙突は屋根を貫通する部分から900mm以上高くし、さらに水平に測った周囲3m以内の障害物より600mm以上高くしなければなりません。

・チムニー施工については通常の雨水の侵入を防ぐのはもちろん、台風や積雪時の想定も必要です。雨仕舞の種類や特徴を理解し、地域の気象特性から降水量・風圧等をよく検討し確実に水の浸入を防ぎましょう。また地震や強風、積雪から煙突の倒壊を防ぐために煙突の荷重・風圧・雪の重さ・地震の揺れなどを想定して確実に固定することが大切です


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